学生や若手研究者を対象にした音声生成に関する計測技術に関するハンズオンセミナーを開催いたします。音声科学の研究にとって声帯振動や調音運動の計測は研究の基礎となる技術ですが、特殊な装置が必要で、学生や若手研究者がそれに触れる機会がほとんどありません。そこで、日本国内で利用できる非侵襲的な計測手法のほぼ全てをまとめて体験していただく機会を作ります。実際に装置を使ってデータを収集し、その処理も体験していただきます。
● 開催期日
2023年8月31日 (木) 13:00~17:00、9月1日 (金) 9:30~17:00
● 開催場所
国立国語研究所 (東京都立川市緑町10-2)
スケジュール (予定)
8月31日
13:00~13:15概要説明
13:20~14:40 EGGによる声帯振動計測とデータ分析 (北村)
15:00~17:00 超音波検査装置による調音運動の計測とソフトを用いた解析 (孫、北村)
9月1日
9:30~10:00 超音波検査装置計測の言語学的応用 (溝口)
10:00~12:00 rtMRIデータベースの特徴とその活用法 (前川、浅井、竹本)
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:30 EMAによる調音運動の計測 (北村、能田)
14:45~15:25 EMAデータの見方 (北村、能田)
15:40~16:40 EPGによる舌-口蓋接触計測 (前川)
16:40~17:00 質疑応答
新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては内容を変更する場合があります。
講師 (五十音順)
浅井 拓也 (早稲田大学)、北村 達也 (甲南大学)、孫 静 (神戸大学)、竹本 浩典 (千葉工業大学)、能田 由紀子 (国立国語研究所)、前川 喜久雄 (国立国語研究所)、溝口 愛 (前橋工科大学)
● 参加申し込み
2023年8月1日正午までに、以下のフォームよりお申し込みください。
(https://forms.gle/R5CknQubwhoUbZqh9)
● 定員
20名 (定員を超えた場合には、若手の方を優先いたしますが年齢制限はありません)
● 参加費
無料
● 事前準備
コンピュータを用いた実習では、GNU Octave、Praat、Excel等を使用します。各自これらのソフトをインストール済みのノートPCをお持ちください。
● 主催
国立国語研究所 共同利用推進センター・言語資源開発センター
● 共催
科研費 基盤研究 (B) 20H01265 「リアルタイムMRI動画による日本語調音運動データベースの構築と公開」
● 協賛
日本音声学会
● お問い合わせ
能田 由紀子 (国立国語研究所) ynota[at]ninjal.ac.jp ( [at] を@に変えてください。)