第30回全国大会プログラム

2016年7月30日
2016年(平成28年)度 第30回日本音声学会全国大会
日本音声学会創立90周年記念大会

The Ninetieth Anniversary and
Thirtieth General Meeting of the Phonetic Society of Japan
主催: 日本音声学会(The Phonetic Society of Japan)
共催: 早稲田大学ことばの科学プロジェクト研究所
会場: 早稲田大学早稲田キャンパス
〒162-0051 東京都新宿区西早稲田1-6-1
(https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus)
大会運営委員長: 北原真冬(早稲田大学)

PDF版大会プログラム

全体スケジュール

第1日: 9月17日(土)
会場: 27号館(小野記念講堂、地下2階ロビー)
10:00- 受付開始
10:30-12:30 会場:27号館地下2階ロビー
  • 研究発表(ポスター)
12:30-13:30 昼休み
13:30-14:30 会場:小野記念講堂
  • 90周年記念大会挨拶 今泉 敏(日本音声学会会長)
  • 開催校挨拶 近藤眞理子(早稲田大学ことばの科学研究所所長)
  • 学会賞授賞式(優秀論文賞、学術研究奨励賞)
14:40-17:10 会場:小野記念講堂
90周年記念シンポジウム
Tsutomu Chiba (1883-1959): Aspects of his work and its context
「千葉勉の仕事と時代背景」
  • 司会:斎藤弘子(東京外国語大学)
  • The works of Tsutomu Chiba and Masato Kajiyama in their historical context
    「千葉勉と梶山正登の仕事:その時代背景」
    前川喜久雄(国立国語研究所)
  • Images from the past: Re-discovering some lost X-ray data of Tsutomu Chiba
    「再発見された千葉勉のX線口腔図」
    Michael Ashby(University College London)
  • What Tsutomu Chiba left behind
    「千葉勉が遺したもの」
    荒井隆行(上智大学)
17:30-17:50 会場:リーガロイヤルホテル東京
  • 記念撮影
18:00-20:00 会場:リーガロイヤルホテル東京
創立90周年祝賀パーティー
  • 司会:久野 眞(90周年記念委員長)
第2日: 9月18日(日)
会場: 小野記念講堂(27号館)、国際会議場(18号館)
09:30- 受付開始
10:00-11:00 会場:小野記念講堂
90周年記念講演
「Interacting with Phonetics ―21世紀の音声学教育―」
Patricia Ashby(University of Westminster)
  • 司会:杉本淳子(聖心女子大学)
11:00-11:10 休憩
11:10-11:40 会場:小野記念講堂
  • 総会
11:40-13:00 昼休み
13:00-16:40 会場:国際会議場3階
  • 研究発表(口頭)
16:40 閉会

研究発表プログラム(第1日 9月17日)

発表者の氏名に下線が付されている方は優秀発表賞の審査対象です。今年度の優秀発表賞は後日学会HP上で発表し、受賞者にはメールでお知らせ致します。表彰式は後日HP上でお知らせします。
ポスター発表 10:30-12:30
27号館地下2階ロビー
座長:須藤路子・竹内京子
P1 印欧語における剰音b
磯野睦子 (明治学院大学)
P2 インドネシア人日本語学習者による日本語サ行、ザ行、シャ行、ジャ行子音の知覚
― ジャワ語母語話者を対象として ―
ヘニ ヘルナワティ(名古屋大学大学院)
P3 日本語母語話者を対象とした英単語学習の際の発音課題と対訳課題の訓練効果
江口小夜子 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR) / 神戸大学大学院)、
山田玲子 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR) / 神戸大学)
P4 日本語母語話者を対象とした中国語四声の知覚訓練と語彙訓練の効果 ―訓練前後の比較―
楊 姝怡(神戸大学大学院)、山田玲子(国際電気通信基礎技術研究所(ATR) / 神戸大学)
P5 日本語話者の英語の流音認識の非対象性
近藤眞理子(早稲田大学)
P6 感動詞から後続語にかけての音調パターンと意味・機能 ―雑談に見られる感動詞を手がかりに―
須藤 潤(同志社大学)
P7 熊本方言の文末詞の音調に関する予備的考察
田川恭識(日本大学)
P8 台湾人日本語学習者の日本語語頭有声破裂音の変化による知覚混同
瞿 琦(台灣東吳大學大学院)、岡崎優樹(名古屋大学大学院)
◇ポスター発表について
 ポスター発表の時間は120分です。セッションの開始時刻(10時30分)までに指定のポスターボードにポスターを貼ってください。展示の準備が終了後、ポスター発表開始時刻にポスター展示会場に集合して下さい。奇数番号ポスターの発表者は前半の60分、偶数番号ポスターの発表者は後半の60分、必ずポスターの位置で待機してください。残る60分はポスターの位置を離れてもかまいませんし、120分間ずっと発表していただいてもかまいません。ポスターボードの大きさは170 cm(縦)x 114 cm(横)です。指示棒と掲示用のテープは用意します。音声を提示する場合には、ヘッドフォンを利用するなど、周囲の発表に配慮してください。ポスター展示会場には電源などの機材は用意しません、あらかじめご了承ください。

研究発表プログラム(第2日 9月18日)

口頭発表 13:00-16:40
A会場 (国際会議場3階 第1会議室)
座長:清水あつ子・設楽優子
A1
13:00-13:30
日本人英語学習者の語頭子音連続の発音とその語彙判断
長井克己 (香川大学)
A2
13:35-14:05
日本人英語学習者の挿入母音の持続時間長に関する研究
小西隆之、矢澤 翔(早稲田大学大学院)、近藤眞理子 (早稲田大学)
A3
14:10-14:40
第二言語研究におけるリズム指標(IM・PVI)の有効性
―日本語話者による英語発話の分析を通して―
尾崎友泉(早稲田大学大学院)
  (休憩)
座長:中川千恵子・松田真希子
A4
15:00-15:30
ベトナム人学習者による日本語の名詞アクセントに関する考察
グェン ティ フェン チャン(大阪大学大学院)
A5
15:35-16:05
中国語母語話者による日本語名詞アクセントの産出 ―知覚・知識との関係に着目して―
王 睿来(神戸大学大学院)、林 良子(神戸大学)、
磯村 一弘(国際交流基金日本語国際センター)、新井 潤(カレル大学)
A6
16:10-16:40
非母語話者日本語教師の音声指導に影響を与える要素に関する考察
―ベトナム人日本語教師の韻律指導を例として―
サイ ティマイ(早稲田大学大学院)
口頭発表 13:00-16:40
B会場 (国際会議場3階 第2会議室)
座長:木村琢也・高丸圭一
B1
13:00-13:30
マイボイスと大学における音声学教育
川原繁人 (慶應義塾大学)、桃生朋子 (慶應義塾大学 / 目白大学)、皆川泰代 (慶應義塾大学)
B2
13:35-14:05
声楽的発声における母音知覚 ―基本周波数および声楽経験の影響―
遠藤希美(東京大学大学院)、川原繁人、皆川泰代(慶應義塾大学)
B3
14:10-14:40
発音記号を手書きでどう書くか
竹内京子 (國學院大學)
  (休憩)
座長:船津誠也・牧野武彦
B4
15:00-15:30
英語母語話者による日本語のダウンステップの実現
矢澤 翔 (早稲田大学大学院)、近藤眞理子(早稲田大学)
B5
15:35-16:05
言葉のリズムと語彙認識におけるモーラの概念の再考
大竹孝司 (イー・リスニング研究所)
B6
16:10-16:40
EPG を用いた日本語歯茎促音の調音的特徴
松井理直 (大阪保健医療大学)、川原繁人 (慶應義塾大学)、
Shaw Jason (ウェスタンシドニー大学)
口頭発表 13:00-16:40
C会場 (国際会議場3階 第3会議室)
座長:三井はるみ・嶺田明美
C1
13:00-13:30
「肩・種・汗・雨」と「息・舟・桶・鍋」がアクセント型で区別される日本語本土方言
―佐賀県杵島方言と琉球語の比較―
五十嵐陽介 (一橋大学)、平子達也(駒澤大学)
C2
13:35-14:05
「山田の法則」成立のメカニズム
三樹陽介 (日本学術振興会 / 国立国語研究所)
C3
14:10-14:40
神奈川県中井町方言における動詞の活用形の連母音の融合について
坂本 薫 (國學院大學大学院)
  (休憩)
座長:上野和昭・中本 謙
C4
15:00-15:30
ア行エとア行オ ―その音韻史の音韻論―
笠間裕一郎 (東京外国語大学大学院)
C5
15:35-16:05
三重県鈴鹿市アクセントにおける式の対立
竹内はるか(國學院大學大学院)
C6
16:10-16:40
2要素からなる4字漢語のアクセント ― 後部要素が動作をあらわし,前部要素がヲ格に相当する場合 ―
陳 曦(大阪大学大学院)
◇口頭発表について
 発表25分、質疑応答5分となっています。質疑を重視される場合は発表20分、質疑応答10分でもかまいません。なお、発表と発表の間に5分の移動時間を設定してありますが、発表・質疑には使えません。発表者は座長の指示に従って時間を厳守してください。
  1. 発表者は、各自のセッション開始時刻までにそれぞれの発表会場に入室して下さい。会場内の前方に当該セッションの発表者席を設けてあります。発表者は、発表者席で順番をお待ち下さい。
  2. PC用プロジェクタは全会場に準備します。
  3. PC用プロジェクタについて:
    PC用プロジェクタを使用される方は、発表前に接続の準備をして下さい(12時頃から、早稲田大学の学生が国際会議場に待機していますので、機材のチェックをする人はおいで下さい。)。なお、学会ではコンピュータの用意はしません。コンピュータは必ず発表者ご自身が持ち込んで下さい。発表時間は、厳密にコンピュータとの切り替え等に要する時間も含まれますのでご留意下さい。発表終了後は、次の発表者のためにコンピュータとの接続をはずして下さい。
    注)プロジェクタへのケーブル受け口コネクタの規格はD-sub 15 pin(ミニD-sub15pinあるいはHD(3way)15pinと呼ばれることもある)で、15pinが3列配置になっている、現在最も多く用いられているタイプです。プロジェクタ自体の不具合を除き、機器の動作は発表者がすべての責任を持って下さい。
◇参加費・予稿集
 大会受付にて予稿集(紙媒体およびUSBメモリー)を販売します。予稿集は参加費として購入していただきますので、研究発表に参加される方は必ずご購入ください。価格は学生が1,000円、一般会員が2,000円、非会員(学生以外)が3,000円です。学生(学部、大学院)は受付で学生証を提示してください。
  • 今大会に参加される方には、90周年大会記念品をお渡しします。
  • 予稿集の事前販売は行っておりませんのでご了承ください。
  • シンポジウムと講演は、どなたでも無料でご参加いただけます。
◇予稿集のバックナンバー等
 大会受付で、過去の大会の予稿集を下記の要領で販売・無料配布いたします。いずれも先着順です。事前注文や郵送による注文は受け付けておりませんのでご了承ください。
  • 過去2回の大会(第28回大会、第29回大会):1部500円
  • それ以前の大会:無料
◇新規学会入会受付
 入会ご希望の場合には、受付で入会手続きを行います。入会金、会費については、後日事務局よりご案内します。
※会員による会費納入は受け付けていません。通常の方法で納入してください。
◇創立90周年祝賀パーティー
 一日目(土)18時から、リーガロイヤルホテル東京 2階「エメラルド」(小野講堂から徒歩7分ほど)にて創立90周年祝賀パーティーを開催します。参加費は6,000円(学生会員は3,000円)です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。参加ご希望の会員の方は、専用フォーム(https://goo.gl/EKGWZt)より9月9日までにお申し込みください。当日受付は空きがある場合に限りますので、できるだけ事前のお申し込みをお願いいたします。
◇昼食
 大会両日とも昼食用のお弁当等の受付はございません。近隣の飲食店、コンビニエンスストア等をご利用ください。
◇保育室のご案内
 開催校のご協力を得て、大会の期間中保育室を開きます。お子様お一人につき1時間500円です。小さいお子様がおいでの会員の方はぜひご利用ください。保育室の利用を希望される方は事前予約が必要です。詳細はホームページでお知らせします。

⇒ 第90回全国大会 保育室利用案内はこちら
◇大会運営委員
北原真冬(委員長)、生駒美喜、小西隆之、近藤眞理子、戸田貴子、
中川千恵子、木川行央、籠宮隆之、吉田健二、米山聖子
◇企画委員
久野マリ子(委員長)、船津誠也(委員長代理)、阿栄娜、生駒美喜、
今村かほる、大野眞男、木村琢也、設楽優子、白勢彩子、高丸圭一、
竹内京子、中川千恵子、中本 謙、松田真希子、牧野武彦、三樹陽介、
嶺田明美、峯松信明 
◇90周年記念委員
久野 眞(委員長)、北原真冬、斎藤純男、高丸圭一、米山聖子
◇会場への交通
(両日とも 早稲田大学早稲田キャンパス)
  • JR・西武鉄道「高田馬場」駅から徒歩20分
    またはバス(都バス学02)7分「早大正門」停留所
  • 地下鉄東西線「早稲田」駅から徒歩5分
  • 地下鉄副都心線「西早稲田」駅から徒歩17分
  • 都営バス「早稲田」「西早稲田」「早大正門」「馬場下町」停留所
  • 都電荒川線「早稲田」駅から徒歩5分